5000円~7000円台の価格帯のコスパの良いヘッドセットがたくさんあり、どのヘッドセットの良いのか比較していきたいと思います。
ヘッドセットですが、今回はマイクにはあまり触れず、音質面を比較していきます。
コスパの良い価格帯
5000円~7000円台のヘッドセットは、音質もまずまず・値段も手ごろとコスパの良いヘッドセットが多い価格帯です。
ワンランク上のヘッドセットは10000円を超えてきますが、10000円強まで予算のある方はそちらのヘッドセットをおすすめします。
参考【FPSするなら買うべき】Logicool PRO X G-PHS003 レビュー【定位感抜群】
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個人的にコスパが良いで有名なヘッドセットで、比較していきたいと思います。
- steelseries arctis3
- Hyper-X Cloud Alpha
- Razer Kraken
- Logicool G433
- Corsair HS35
これらがコスパの良いと言われる主なヘッドセットになります。
steelseries arctis3
steelseries arctis3は、Steel seriesの入門向けのヘッドセットです。
個人的には、今回紹介する中で一番デザインは好きなデザインです。
スぺック
steelseries arctis3 | |
型式 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 40mm |
周波数特性 | 20~22000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 272g |
価格 | 5740円 |
色は黒と白の2色です。
特徴
特徴的なのは、頭頂部の"スキーゴーグルヘッドバンド"です。
このヘッドバンドにより密着感がしっかりとでるように設計されています。
しかし、これが苦手という方もおられるので注意が必要です。
ミュート・音量などのボタンはすべて左耳のプラスチック部分に付属されており、わかりやすい場所にあります。
音質
steelseries arctis3の音質の特徴は、比較的フラットな音質で癖がないというところです。
ゲーミング用のヘッドセットは大抵、中高音を強調していることが多いですが、steelseries arctis3はフラット目なため誰でも使いやすいと思います。
ゲームだけでなく、映画鑑賞などにも使いやすいヘッドセットかと思います。
しかし、ゲームに特化というわけではないので、ゲーム用にするならば他のヘッドセットが良いかもしれません。
デメリット
steelseries arctis3は、管理ソフトであるsteel series engine3が使用できないです。
そのため、DACなどを自分で購入しないとイコライザーの設定ができません。
音質も比較的フラットなため、イコライザーで調整して好みの音質にしたいところですが、DACが付属していないというのデメリットです。
Hyper-X Cloud Alpha
Hyper-X Cloud Alphaは、世界のプロゲーマーが一番使用しているヘッドセットのHyper-X Cloud Ⅱの改良版になります。
デザインも価格の割に安っぽさはなく、高級感もあります。
スペック
Hyper-X Cloud Alpha | |
型式 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 50mm |
周波数特性 | 13~27000Hz |
インピーダンス | 65Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 336g |
価格 | 6480円 |
特徴
Hyper-X Cloud Alphaには、DACが付属しています。
付属品のDACを使用することで音質が向上します。
音質
Hyper-X Cloud Alphaの音質は、ゲームに特化した音質です。
低音よりではありますが、高音もしっかりとしており、FPSゲームでの足音などもしっかりと聞き取ることができます。
FPSゲームで重要な定位感も良いです。
デメリット
デメリットとしては、ゲーム以外での用途は非常に使いずらいことです。
ゲームに特化しているというメリットは、他のことには使いずらいという表裏一体なところがあるので、ゲーム専用というところがデメリットです。
しかし、ゲームでしか使わない。という人にとってはデメリットはないかと思います。
もう一つは、336gと重めのヘッドセットになっている点です。
めちゃくちゃ重いわけではありませんが、軽量なものから買い替えられた方は重たく感じると思います。
長時間の使用する方は少し疲れるかもしれません。
Razer Kraken
Razer Krakenは、非常に人気のメーカーでデザインがかっこいいと評価も高いヘッドセットです。
Razerは、ヘッドセットだけでなく、キーボードやマウスも有名でゲーミングデバイスを揃えられている方も多いと思います。
スペック
Razer Kraken | |
型式 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 50mm |
周波数特性 | 12~28000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 322g |
価格 | 6480円 |
特徴
Razer Krakenの特徴としては、耳が蒸れにくいようにイヤークッションに水冷ジェルが入っています。
密閉しながも快適にゲームができるように設計されています。
音質
50mmのドライバーで、定位感は優れているヘッドセットです。
低音は強めの音質で、臨場感強めに作られている印象です。
臨場感強めと感じたので、映画鑑賞にも使えるかもしれませんがゲームに特化した音質だと思います。
音楽鑑賞には向かない音質です。
デメリット
Razer Krakenのデメリットは、322gと少し重めという点です。
ヘッドセットの作りもゴツイ感じで、重さがあります。
逆を言えばしっかりした作りとも言えますが、長時間の使用は重さを感じるかもしれません。
Logicool G433
Logicool G433は、大人気logicoolのゲーミングヘッドセットです。
販売当初よりも価格が下がっており、価格が下がることで非常に人気がでてきているヘッドセットです。
スペック
Logicool G433 | |
型式 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 40mm |
周波数特性 | 20~20000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 259g |
価格 | 6490円 |
特徴
Logicool G433の特徴は、logicoolの専用ソフトウェアによって細かい設定が可能というところです。
ソフトウェアによって細かい調整も可能なので、自分の好みに合わせて音質に変更することができます。
259gと非常に軽いヘッドセットで女性でも長時間使用もしんどくない重さになっています。
この品質で、これよりも軽いヘッドセットはなかなかないと思います。
音質
音質としては、比較的フラットに近いと思います。
音質のクセが少なく、だれでも使いやすいです。
専用ソフトウェアのイコライザー設定で低音や高音を強めたりして好みの音質に変えやすくしているのかと感じました。
この価格帯のヘッドセットの中では音の籠る感じは少ないのかなという印象です。
デメリット
Logicool G433のデメリットは、見た目が安っぽいという点です。
シンプルで軽い設計なので、どうしてもチープに見えてしまいます。
軽さを追及すると少し安っぽくなるのは仕方ない点かなと思います。
Corsair HS35
Corsair HS35は、この価格帯より若干安めになります。
しかし、性能も5000-10000円クラスの性能でコスパは非常によいヘッドセットです。
スペック
Corsair HS35 | |
型式 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 50mm |
周波数特性 | 20~20000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 262g |
価格 | 4618円 |
特徴
Corsair HS35は、50mmのドライバーを搭載していながらも262gと軽い設計になっています。
Discordの認定も取得しているそうで、ゲーム特化型のヘッドセットです。
音質
音質は、低音が強く高音が小さい印象です。
この5つの中では一番低音が強い印象を受けました。
若干、音が籠っている感じがします。
音楽鑑賞には向いていないヘッドセットだと思います。
デメリット
Corsair HS35のデメリットは、音質にも書きましたが高音が聞きずらい部分・音が籠る部分です。
価格的にも少し安価なので、仕方ないかもしれませんがほかの4つに比べると聞きにくい感じがしました。
全比較
わかりやすく全部のスペックを比較します。
steelseries arctis3 | Hyper-X Cloud Alpha | Razer Kraken | Logicool G433BK | Corsair HS35 | |
型式 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 |
ドライバーサイズ | 40mm | 50mm | 50mm | 40mm | 50mm |
周波数特性 | 20~22000Hz | 13~27000Hz | 12~28000Hz | 20~20000Hz | 20~20000Hz |
インピーダンス | 32Ω | 65Ω | 32Ω | 32Ω | 32Ω |
接続 | 3.5mmプラグ(4極) | 3.5mmプラグ(4極) | 3.5mmプラグ(4極) | 3.5mmプラグ(4極) | 3.5mmプラグ(4極) |
重さ | 272g | 336g | 322g | 259g | 262g |
価格 | 5740円 | 6480円 | 6480円 | 6490円 | 4618円 |
このようにすべて大きな差はありません。
周波数特性に関しても20~20000Hzあれば十分で、人間の聞こえる範囲というのは20~20000Hz程度と言われています。
価格も時価による部分もあるのでほぼ同じと言っても良いと思います。
注意点
今回、比較した5つのヘッドセットはどれもDAC・サウンドカード・アンプを使うことでヘッドセットの性能を最大限に引き出せます。
別売りのDAC・サウンドカード・アンプを使用したほうが定位感・音質・マイクの音質などすべてにおいて質が向上します。
直差しでも使用できますが、DAC・サウンドカード・アンプがある方が絶対に良いです。
参考【FPSに必須】Sound Blaster G3レビュー【敵の場所がわかる】
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どれが一番良いのか?
と悩むと思います。
一番良いのは
自分で聞いて好みの物を探す。
この価格帯のヘッドセットは、正直どれも音質は良くなっています。
- 何に使用するか?
- 好みの音質は何か?
- 予算は?
このような部分から自分に合ったものを探すしかありません。
最終的には好みによります。
youtubeやブログのレビュー・Amazonのレビューを見ても人によって意見は様々です。
つまり、どのヘッドセットも"合うか合わないか"になっていると思います。
自分で大型家電量販店やゲームデバイスの多い店に行って試すのが良いと思います。
まとめ
5000円~7000円台の範囲でのヘッドセットについて比較しました。
エントリーモデルと言える価格帯ですが、ゲームで使用する性能は十分なレベルです。
ヘッドセットを持っていない方はこの価格帯からの購入をおすすめします。
最終的には好みになると思うので、実際に聞く・見た目・価格などで購入を決めましょう。