古いノートパソコンを取り出してきたときに画面が外れており、時間があったので自分で修理しました。
PCショップに修理に出すと1万円以上かかるらしいです。
簡単に修理でき、価格もネジ代だけ(500円以下)で済むのでご紹介・解説します。
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参考ノートパソコンのハードディスク(HDD)・SSDを交換する方法【WindowsOSインストール付き】
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修理工程
最初に簡単に修理工程だけ説明します。
修理工程
- ノートパソコンの電源を外す
- ノートパソコンの画面を外す
- 故障個所の確認
- 画面カバーに穴をあける
- ネジで止める
- 画面・電源をつける
修理工程としては以上になります。
非常に簡単な作業で自分で壊してしまうポイントは特にありません。
ノートパソコンの画面は外れるのは経年劣化
今回、僕が修理するノートパソコンはDELL Inspiron15 7000seriesというモデルです。
ネットで検索するとメーカーに限らず、ノートパソコンの画面が外れるという故障はよくあることだそうです。
ネットで検索すると、僕と同じようにDELLのノートパソコンで画面が外れている方も多く見かけました。
今回はDELLのノートパソコンを修理しますが、基本的にはどのノートパソコンでも同じように作られているので、マネをしていただくことで自分での修理は可能なので、参考になるかと思います。
画面が外れる原因
最初に画面が外れる原因ですが、"ヒンジ"という部分の故障が原因です。
ヒンジとは、画面とノートパソコン本体を接続しているパーツで、ドアの蝶番のような役割をしています。
ヒンジと画面自体の接続はネジで固定されていますが、ヒンジと画面カバー(外装)はプラスチックを接着剤で止めている程度なので、経年劣化で外れてしまいます。
接着剤が外れるだけなら再度接着剤で付けても良いのですが、プラスチック事態の破損が多いので、新しいネジで画面カバー(外装)ごと固定してしまうのが安く・簡単にできます。(見た目は少し悪くなりますが…)
仕様する道具は100均でも揃えられる
今回の使用道具は5種類です。
使用道具
- ドリルドライバー(100均のキリでも可)
- ドライバー
- ラジオペンチ
- ネジ(2種類)
- ナット
ドリルドライバーがあれば楽ですが、キリでも穴をあける作業は可能です。
ネジ・ナットに関しては、修理するノートパソコンのヒンジ部分によって大きさが異なるので、ご自分で確認してから購入しましょう。
基本的には100均でも購入できるものばかりなので、価格は安く済みます。
リンク
ネジの大きさはそれぞれ確認が必要
先ほども書きましたが、ネジの大きさはノートパソコンによって変わります。
ノートパソコンの画面カバーまでの厚み・ヒンジをネジで固定する部分の直径を見ておきましょう。
ノートパソコン画面側の厚みです。
今回は6mm程度です。つまり、8~9mmのネジを貫通させナットで止めるという感じになります。
長すぎるネジでも修理可能ですが、少しネジが飛び出してしまうので見た目がより悪くなってしまいます。
故障部分です。
この穴の開いている部分に入るネジを入れ、反対側までここから貫通させる必要があります。
短いネジだとどうしようもありませんが、長いネジだと飛び出す程度で後で切ったりすることも可能なので、短いよりは長めのネジを購入する方がよいと思います。
ぴったりサイズが理想ではありますが…
修理方法
ノートパソコンの電源を外す
最初にノートパソコンの裏面のカバーを外し、電源を外します。
ノートパソコンは、電源を切っていても帯電していたり、アイドリングしているような状態なので、その状態でパーツを外したりすると故障の原因になります。
必ず電源を外しましょう。
ノートパソコンの電源は、ノートパソコン裏面のネジを外し、カバーを外すと出てくるので簡単に外せます。
ノートパソコンの画面を外す
次にノートパソコンの画面を外します。
ノートパソコンの画面は、プラスチックをかみ合って固定されているだけなので、力ずくで外します。
おそらくヒンジが故障している場合は、画面が最初から外れているのことが多いので、その部分から外すのが良いと思います。
画面が最初から外れているので特に力も入れなくても外せました。
しかし、インカメのあるノートパソコンの場合、インカメ近くの部分にはコードが接続されていることが多いので、インカメのあるノートパソコンの方はコードを抜いてから画面を外しましょう。
故障個所の確認
次に故障個所の確認です。
今回の故障個所はこの画像部分になります。
写真左の大きめのネジ部分が2か所外れています。
もう一つは、ヒンジ右側の部分の小さいネジが外れています。
このネジの付いていた部分から画面カバー外までネジでまとめて固定してしまいます。
ドリルドライバーやキリなどで画面カバーに穴をあけます。
ドリルドライバーだと10秒程度で穴が空きます。
大丈夫だとは思いますが、モニターがない場所かどうかをしっかりと確認してから穴を開けましょう。
穴の大きさは、"ネジ体部分が通る大きさ"かつ"ネジ頭が通らない大きさ"にします。
ノートパソコンに穴をあけるのは怖いかもしれませんが今回、穴をあける部分はただのカバー(プラスチック)部分なので穴をあけても全く問題ありません。
画面カバー側から見た穴です。
ネジで止める
穴をあけたら、ヒンジと画面カバーをネジとナットで挟みます。
右側の小さい部分も同様にネジとナットで挟みます。
ナットをラジオペンチなどで固定しネジ止めします。
ラジオペンチでナットを抑え、ネジを回しましょう。
ノートパソコンの画面カバーはプラスチックですので、あまりに強くネジを閉めると画面カバーが割れてしまうので注意しましょう。
画面・電源をつける
ヒンジの固定が完了したら、画面をはめます。
画面が付いたら、裏の電源も付けてカバーをつければ完成です。
出来上がり
出来上がりの状態としてはこのような感じです。
画面カバー(背面)にナットが飛び出ています。
完成形としてはこのようになるので、スタバの窓際ではドヤることはしにくいです。
見た目が気に入らない方はパソコン屋に持っていき修理を行ってもらう方が良いです。
価格としては10000円ちょっとでしてもらえると思います。
ヒンジが故障するというのは、古くなったノートパソコンに多いので今更10000円も…と思う方も多いと思います。
自分で行えば、作業時間1時間弱・材料費500円弱の価格でできるので簡単です。
ネジのサイズが合うか心配
ネジのサイズが合うか心配な方もおられるかと思います。
そのような方はこのようなネジセットを購入しておけば大抵大丈夫です。
リンク
どう考えてもこの量のネジは余りますが、価格的にはコスパは良く、ネジ1個当たりの値段は相当安いです。
100均やホームセンターのネジはネジ1個当たりの値段がかなり高くなるので、今後も使用する可能性があるのであればネジセットがおすすめです。
使用し終わったら保存しておいたり、メルカリなどのフリマで販売するのも良いと思います。
まとめ
今回、ノートパソコンの画面が外れた場合の修理について解説しました。
古くなったっパソコンに結構な金額を支払い、パソコン屋で直すのは少し高くつくのは勿体ないと思うかと思います。
ヒンジ修理程度であれば、自分で行ってみるのもおすすめです。
端的に言えば、"穴をあけてネジとナットで留めるだけ"です。
意外と簡単にできます。
キーボード側のヒンジが外れることもありますが、作業要領としては画面とほとんど同じなのでキーボード側のヒンジが故障した方も参考になるかと思います。
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【ヒンジ故障】画面が外れたノートパソコンの修理方法【簡単な修理方法解説】
2022年7月5日
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古いノートパソコンを取り出してきたときに画面が外れており、時間があったので自分で修理しました。
PCショップに修理に出すと1万円以上かかるらしいです。
簡単に修理でき、価格もネジ代だけ(500円以下)で済むのでご紹介・解説します。
参考ノートパソコンのハードディスク(HDD)・SSDを交換する方法【WindowsOSインストール付き】
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修理工程
最初に簡単に修理工程だけ説明します。
修理工程
修理工程としては以上になります。
非常に簡単な作業で自分で壊してしまうポイントは特にありません。
ノートパソコンの画面は外れるのは経年劣化
今回、僕が修理するノートパソコンはDELL Inspiron15 7000seriesというモデルです。
ネットで検索するとメーカーに限らず、ノートパソコンの画面が外れるという故障はよくあることだそうです。
ネットで検索すると、僕と同じようにDELLのノートパソコンで画面が外れている方も多く見かけました。
今回はDELLのノートパソコンを修理しますが、基本的にはどのノートパソコンでも同じように作られているので、マネをしていただくことで自分での修理は可能なので、参考になるかと思います。
画面が外れる原因
最初に画面が外れる原因ですが、"ヒンジ"という部分の故障が原因です。
ヒンジとは、画面とノートパソコン本体を接続しているパーツで、ドアの蝶番のような役割をしています。
ヒンジと画面自体の接続はネジで固定されていますが、ヒンジと画面カバー(外装)はプラスチックを接着剤で止めている程度なので、経年劣化で外れてしまいます。
接着剤が外れるだけなら再度接着剤で付けても良いのですが、プラスチック事態の破損が多いので、新しいネジで画面カバー(外装)ごと固定してしまうのが安く・簡単にできます。(見た目は少し悪くなりますが…)
仕様する道具は100均でも揃えられる
今回の使用道具は5種類です。
使用道具
ドリルドライバーがあれば楽ですが、キリでも穴をあける作業は可能です。
ネジ・ナットに関しては、修理するノートパソコンのヒンジ部分によって大きさが異なるので、ご自分で確認してから購入しましょう。
基本的には100均でも購入できるものばかりなので、価格は安く済みます。
ネジの大きさはそれぞれ確認が必要
先ほども書きましたが、ネジの大きさはノートパソコンによって変わります。
ノートパソコンの画面カバーまでの厚み・ヒンジをネジで固定する部分の直径を見ておきましょう。
ノートパソコン画面側の厚みです。
今回は6mm程度です。つまり、8~9mmのネジを貫通させナットで止めるという感じになります。
長すぎるネジでも修理可能ですが、少しネジが飛び出してしまうので見た目がより悪くなってしまいます。
故障部分です。
この穴の開いている部分に入るネジを入れ、反対側までここから貫通させる必要があります。
短いネジだとどうしようもありませんが、長いネジだと飛び出す程度で後で切ったりすることも可能なので、短いよりは長めのネジを購入する方がよいと思います。
ぴったりサイズが理想ではありますが…
修理方法
ノートパソコンの電源を外す
最初にノートパソコンの裏面のカバーを外し、電源を外します。
ノートパソコンは、電源を切っていても帯電していたり、アイドリングしているような状態なので、その状態でパーツを外したりすると故障の原因になります。
必ず電源を外しましょう。
ノートパソコンの電源は、ノートパソコン裏面のネジを外し、カバーを外すと出てくるので簡単に外せます。
ノートパソコンの画面を外す
次にノートパソコンの画面を外します。
ノートパソコンの画面は、プラスチックをかみ合って固定されているだけなので、力ずくで外します。
おそらくヒンジが故障している場合は、画面が最初から外れているのことが多いので、その部分から外すのが良いと思います。
画面が最初から外れているので特に力も入れなくても外せました。
しかし、インカメのあるノートパソコンの場合、インカメ近くの部分にはコードが接続されていることが多いので、インカメのあるノートパソコンの方はコードを抜いてから画面を外しましょう。
故障個所の確認
次に故障個所の確認です。
今回の故障個所はこの画像部分になります。
写真左の大きめのネジ部分が2か所外れています。
もう一つは、ヒンジ右側の部分の小さいネジが外れています。
このネジの付いていた部分から画面カバー外までネジでまとめて固定してしまいます。
ドリルドライバーやキリなどで画面カバーに穴をあけます。
ドリルドライバーだと10秒程度で穴が空きます。
大丈夫だとは思いますが、モニターがない場所かどうかをしっかりと確認してから穴を開けましょう。
穴の大きさは、"ネジ体部分が通る大きさ"かつ"ネジ頭が通らない大きさ"にします。
ノートパソコンに穴をあけるのは怖いかもしれませんが今回、穴をあける部分はただのカバー(プラスチック)部分なので穴をあけても全く問題ありません。
画面カバー側から見た穴です。
ネジで止める
穴をあけたら、ヒンジと画面カバーをネジとナットで挟みます。
右側の小さい部分も同様にネジとナットで挟みます。
ナットをラジオペンチなどで固定しネジ止めします。
ラジオペンチでナットを抑え、ネジを回しましょう。
ノートパソコンの画面カバーはプラスチックですので、あまりに強くネジを閉めると画面カバーが割れてしまうので注意しましょう。
画面・電源をつける
ヒンジの固定が完了したら、画面をはめます。
画面が付いたら、裏の電源も付けてカバーをつければ完成です。
出来上がり
出来上がりの状態としてはこのような感じです。
画面カバー(背面)にナットが飛び出ています。
完成形としてはこのようになるので、スタバの窓際ではドヤることはしにくいです。
見た目が気に入らない方はパソコン屋に持っていき修理を行ってもらう方が良いです。
価格としては10000円ちょっとでしてもらえると思います。
ヒンジが故障するというのは、古くなったノートパソコンに多いので今更10000円も…と思う方も多いと思います。
自分で行えば、作業時間1時間弱・材料費500円弱の価格でできるので簡単です。
ネジのサイズが合うか心配
ネジのサイズが合うか心配な方もおられるかと思います。
そのような方はこのようなネジセットを購入しておけば大抵大丈夫です。
どう考えてもこの量のネジは余りますが、価格的にはコスパは良く、ネジ1個当たりの値段は相当安いです。
100均やホームセンターのネジはネジ1個当たりの値段がかなり高くなるので、今後も使用する可能性があるのであればネジセットがおすすめです。
使用し終わったら保存しておいたり、メルカリなどのフリマで販売するのも良いと思います。
まとめ
今回、ノートパソコンの画面が外れた場合の修理について解説しました。
古くなったっパソコンに結構な金額を支払い、パソコン屋で直すのは少し高くつくのは勿体ないと思うかと思います。
ヒンジ修理程度であれば、自分で行ってみるのもおすすめです。
端的に言えば、"穴をあけてネジとナットで留めるだけ"です。
意外と簡単にできます。
キーボード側のヒンジが外れることもありますが、作業要領としては画面とほとんど同じなのでキーボード側のヒンジが故障した方も参考になるかと思います。
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