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GeForce RTX 5090の発売から少し時間が経って、いろいろと使用感など情報が出回り始めました。
値段の高さから注目度も高い中で、不具合の情報が比較的多いので、どのような不具合なのか情報をまとめてみました。
GeForce RTX 5090の発売と不具合報告について
2025年1月30日、NVIDIAはコンシューマー向けのフラッグシップグラフィックカードGeForce RTX 5090を発売しました。
しかし、世界的に在庫が非常に少なく、日本国内でも大手量販店での入荷数は10台前後にとどまり、抽選販売では倍率が1000倍を超えるなど、めちゃくちゃ入手困難な状況となっています。
最初から予想はされていましたが…
そんなRTX 5090ですが、発売直後からドライバーをインストールすると文鎮化する不具合が相次いで報告されており、日本国内でも同様のトラブルが発生しています。
特に、5ちゃんねるのRTX 5000シリーズ関連スレッドでは、RTX 5090を使用中に突然画面がブラックアウトしたり、PCが再起動を繰り返すといった問題が指摘されています。
不具合の詳細と影響範囲
先ほどのサイトなどからの報告によると
また、中国国内では輸出規制を回避するために設計された"GeForce RTX 5090D"が認識しなくなったり、動作しなくなったりする事例が複数報告されています。
さらに、英語圏でも"GeForce RTX 5090 Founders Edition"がBIOSやWindowsで検出されず、動作しないという報告が出ています。
これらの不具合がRTX 5090全般に広がる問題なのか、現時点では特定されていないようです。
ドライバの影響も考えられる
RTX 5090向けの最新ドライバ"GeForce 572.16"には、多数の不具合報告が寄せられています。
といった症状が報告されています。
これにより、ドライバが不具合の一因になっている可能性も考えられています。
GeForce RTX 5090とRTX 5080を値上げ、定価モデルは販売終了
NVIDIAが2025年1月30日に発売したGeForce RTX 5090およびRTX 5080ですが、世界的な在庫不足の中で、多くのAIB（Add-In Board）パートナーがメーカー希望小売価格を上回る価格で販売していました。
さらに、MSIとASUSは、これらのグラフィックカードの価格を発売当初より引き上げ、定価モデルの販売を終了する動きが見られています。
ASUSとMSIの値上げ状況
ASUS（北米公式サイト）
- RTX 5080
- MSRP: $999（ASUS PRIME GeForce RTX 5080 のみ）
- ASUS PRIME OC: $1199.99 → $1319.99（約10%値上げ）
- ROG Astral: $1499.99 → $1649.99（約14%値上げ）
- RTX 5090
- ASUS TUF Gaming OC: $2500 → $2750（10%値上げ）
- ROG Astral OC: $2800 → $3080（10%値上げ）
MSI（公式サイト）
- 全ての製品が希望小売価格を上回る価格になります。
日本市場への影響
仮にこの値上げが日本市場にも反映される場合、次のような価格になる可能性があります。
結論
- RTX 5080 ASUS PRIME OC
- 244,800円 → 約270,000円
- RTX 5080 ROG Astral
- 299,800円 → 約340,000円
- RTX 5090 ROG Astral OC
- 579,980円 → 約640,000円
これらの価格は、過去のGeForce RTX 4090の販売価格にも迫る水準で、コンシューマー向け製品としては異例の高騰となっています。
値上げの背景と消費者への影響
発売後に価格を引き上げる理由として、メーカー側は様々ば要因を挙げると思われます。
- 初期レビュー評価の向上
- 発売直後は低価格で販売し、良好な評価を獲得した後に値上げする戦略。
- 需給バランスの調整
- 供給が非常に限られている中、需要に応じて価格を引き上げ。
- 製造コストの上昇
- 半導体不足や為替変動によるコスト増加。
ただし、今回のRTX 5090およびRTX 5080は、発売時点で購入がほぼ不可能なレベルの出荷台数であり、その後すぐに値上げを行うことは消費者にとって非常に不満が残るかと思います。
このような動きは今後の市場動向が注目されます。
今後、RTX 5090やRTX 5080の供給が改善されるのか、あるいはさらに価格が高騰するのか、引き続き情報を追っていく必要がありそうです。
個人的には要注目しておきます。
今後の展望は…
RTX 5090の次回入荷は5月ごろになると言われており、多くのユーザーが手にするまでにはまだ時間がかかります。
価格の値上がりもありますし…
それまでにはNVIDIAが原因を特定し、対策を行うことが期待されていますが、時間はかかりそうな印象です。
一方で、RTX 5090を運よく入手できたユーザーは、万が一の不具合に備えて、以前使用していたグラフィックカードを手元に残しておくことが良いと考えられます。
また、転売品を購入することは避けたほうが良い状態になっています。
保証が効かないため、不具合が発生した場合の対応が困難になります。
現在の情報では、RTX 5090に関する問題がドライバによるものなのか、ハードウェア側の問題なのか、あるいは単なる初期不良なのかは不明なので、引き続きNVIDIAの対応とユーザーからの報告に注目です。
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