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最近、Aliexpressで中華製品を買うのにハマってしまいました。
日本の価格よりも安いですが、製品は同じなのでかなり良いです。
今回は、Aliexpressで販売されたいたQCY H3 Proという、高コスパで日本でも人気のヘッドフォンをレビューしていきます。
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結論
良い点
- コスパがとにかく良いワイヤレスヘッドフォン
- 音質も良くハイレゾ対応
- 定位感があり、ゲームでも使用できる
- 有線接続でもANC（active noise cancelling）が使用できる
悪い点
- バランスの良いヘッドフォンなので特化型ではない
- 2万円クラスの超高音質ではない
- 物理ボタンが少し押しにくい
はじめに
ワイヤレスヘッドホンやイヤホン市場において、価格と性能のバランスが良くコスパがかなり良いとされているQCYという中国のメーカーです。
今回レビューする「QCY H3 Pro」は、同社初となるLDAC対応、さらに最大-50dBのアクティブノイズキャンセリング（ANC）を搭載した上位モデルです。
Aliexpressで6千円台でこのスペック、本当に音質も良いのか？と、そんな疑問を持ちながら、実際にじっくり使用してレビューしていきます。
この記事では
この記事でまとめたこと
- 製品スペック
- デザイン・装着感
- 音質・ANC性能
- アプリ操作・接続性
- バッテリー性能
- 実際の使用感レビュー
をまとめました。
是非、参考にしてください。
製品概要・スペックまとめ
まずはQCY H3 Proの基本スペックを見ていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Bluetooth | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| 再生時間 | 最大55時間（ANCオフ）、最大40時間（ANCオン） |
| ノイズキャンセリング | 最大-50dB、5種類のモード切り替え対応 |
| 外音取り込みモード | あり |
| マルチポイント接続 | 対応 |
| 急速充電 | 10分充電で最大5時間再生 |
| 重量 | 約231g |
| 充電ポート | USB Type-C |
これだけ見ても、ハイエンド機並みの仕様になっています。
特にLDACとマルチポイント接続は、一般的には1万円超えのモデルにしかない機能ですが、6000円台という価格で搭載されているのは非常にありがたいです。
デザイン・装着感
QCY H3 Proは落ち着いたマット仕上げで、安っぽさを感じさせないデザインになっています。
イヤーカップのロゴも控えめで、ビジネス用途でも違和感なく使えそうです。
イヤーパッドは柔らかい合皮素材でできています。
ヘッドバンドのクッションも厚みがあり、長時間使用でも頭頂部が痛くなりにくい設計です。
ボタンや充電挿し込み口、イヤホンジャックは、すべて右側に付いています。
ヘッドフォン外側には、おそらくANCや外音を取り込むためのスピーカーが付いています。
重量は230gと軽量級ではありませんが、側圧（耳を押さえる力）が強すぎないため、長時間装着しても疲れにくいと感じました。
完全な折りたたみには対応していませんが、イヤーカップはフラットに回転するので、バッグ収納も比較的しやすいです。
付属品
QCY H3 Proの付属品は
付属品
- イヤホンジャックケーブル
- USB Type A to Cケーブル
- 説明書
この3つです。
過不足なく付属品がついています。
音質レビュー
LDAC（Bluetooth対応の高音質コーデック）接続時は、クリアでバランスの取れた音になっています。
特に中高音の抜けが良く、ボーカルが前に出てきます。
低音は、控えめな感じです。
ドンシャリ好きには物足りないかもしれませんが、リスニング用として非常に自然なチューニングだと思います。
アプリ「QCY」からイコライザ調整ができ、好みに応じて低音ブーストや高音強調にもカスタマイズ可能なので、音の強弱はイコライザ設定で多少調整すれば好みのものになるかと思います。
空間オーディオ機能も搭載されていますが、これは軽い広がり感を演出する程度で、劇的な変化はありません。
個人的には空間オーディオは好みでないです。（今まで使用したヘッドフォンすべてで、あんまり好みでなかったです。）
ノイズキャンセリング・外音取り込み
QCY H3 Pro最大のウリであるANCこと、ノイキャン性能ですが、最大-50dBと記載されているだけあって、かなりしっかりと騒音をカットしてくれます。
特に、エアコンや電車の走行音、街中の低周波ノイズはしっかりと抑えられる印象です。
ANCモードは5段階調整できます。
ANCモードは5段階調整
- アダプティブ
- 騒がしい
- 通勤
- 室内
- 風切り音カット
など細かく設定できるのも使いやすいポイントです。
外音取り込みモードも自然な仕上がりで、音楽を止めずにコンビニの買い物などの会話ができるレベルです。
接続性・アプリ機能
Bluetooth 5.4の恩恵もあり、接続は非常に安定しています。
LDAC利用時でも音切れや遅延はほぼ感じませんでした。
マルチポイント接続にも対応しており、スマホとPCを同時接続してスムーズに切り替えられます。
（PCで音楽再生中でも、スマホに着信があれば自動で切り替わるようです）
専用アプリ「QCY」では以下の設定が可能です。
- イコライザ調整
- ANC/外音取り込みモード切り替え
- タッチ操作のカスタマイズ
- ファームウェアアップデート
特にイコライザ機能が便利で、個人的には低音を少しブーストして使っています。
アプリ画面
アプリ画面も非常にシンプルです。
QCY H3 Proの電源を入れるとアプリ画面に表示されるので、接続します。
サウンド画面はこのような感じです。
イコライザにはプリセットもありますが、カスタムも可能です。
設定関係の画面もわかりやすくなっています。
バッテリー性能と充電
QCY H3 Proのバッテリー性能は非常に優秀です。
- ANCオン時：約40時間
- ANCオフ時：約55時間
フル充電すれば、このバッテリー性能だと、通勤などでも1週間以上充電なしで使えることもあると思います。
また急速充電にも対応しており、10分の充電で最大5時間再生可能です。
充電ポートはUSB-Cなので、最近のスマホやPC周辺機器とケーブルを共用できるのも嬉しいポイントです。
使用感レビュー（全体の総評）
個人的には、6000円台（Aliexpress価格）という価格帯でありながら、このバランスの取れた性能はかなり好印象です。
Bluetooth接続でも優先接続でも使用できるので、家でゲームの時は遅延をゼロにするために有線。通勤などでスマホから音楽を聴くときはBluetooth接続。と使用方法を変えられるのが便利でした。
さらに、音質的にもオールラウンダーな感じなので、どの場面でも使用しやすいのが良かったです。
製品の質感も良く、チープさは感じませんでした。
イヤーパッドの質感も柔らかくて良かったです。
若干、ボタンが押しにくい感じがありましたが、少しずつ慣れてくるとスムーズに音量調節やANC切り替えもできてきました。
総合的には、この価格帯で求められる以上の満足度と感じました。
総合評価とおすすめポイント
QCY H3 Proは
総合評価
- 6000円台だが性能はそれ以上
- LDAC対応
- ハイレベルなノイキャン搭載
- バッテリーも長持ち
- オールラウンドに使用できる
というスペックで、コスパモンスター的な存在です。
特にこんな方におすすめできます。
- 初めてノイキャン付きヘッドホンを買う人
- 出費を抑えつつ、音質も妥協したくない人
- テレワークや通勤通学で静かな時間を確保したい人
もちろん、20000円以上のハイエンドモデルと比べると、細かな質感や超高解像度サウンドでは勝てませんが、この価格でここまでできるなら大満足です。
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まとめ
QCY H3 Proは、
「6000円台とは思わせない高音質・高性能な高コスパ」な非常に完成度の高いワイヤレスヘッドホンでした。
- LDAC対応
- 強力なノイキャン
- 長時間バッテリー
これらを重視するなら、H3 Proは間違いない一台ですし、どこでも使いやすいオールラウンダーなヘッドフォンを探している方におすすめです。
初めてのノイキャンヘッドホン選びで迷っている人にも、安心しておすすめできるモデルだと思います。
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