初心者向け自作PC講座 CPU知識編です。
PCを自作する上で必要な知識を解説していきます。
マニアックな部分ではなく、初心者の方に理解していただく内容になります。
各パーツごとに解説しています。
覚えて欲しいポイント
ポイント
- CPUの役割
- CPUのクロック数・コア・スレッド
- CPUベンチマークスコア
この3つをある程度、理解できればPCを自作する上では十分なレベルです。
CPUとは?

PCにおいてCPUというのは非常に重要な部分になります。
Central Processing Unitを略してCPUと言います。
日本語でいうと、中央処理装置という意味です。
CPUというのは、人間でいう"脳"にあたる部分です。
テレビのCMでも、"インテル入ってる"というフレーズを聞いたことがあるかと思います。
インテルはCPUを作っている会社の名前です。
このように、どのPC・ノートパソコンにもCPUというのは搭載されています。
CPUの役割

CPUの役割は、PCのプログラムなどを処理する役割があります。
わかりやすいイメージでいうと、PCで動画を見る・ネットサーフィンをするなどの動作をするときにCPUがデータ処理をしてくれるおかげで、動画の再生・ホームページを開くなどの動きができます。
人間でも、水を飲むときに脳で腕を動かすなどの指令を送ります。
その脳と同じようなことをCPUがしてくれています。
つまり、ほぼすべてのPCの動きにCPUが影響します。
CPUの種類

CPUにはいろいろな種類があります。
自作PCに使用するCPUは主に2種類あります。
CPUの種類
- intel
- AMD
このintel・AMDというのが自作PCで主に使用するCPUの種類です。
この2種類に関しては、どちらが良いというのはありません。
その時期によっての価格・性能があるのでどちらの方が良いかというのは難しいです。
正直、この二つは好みで決めて大丈夫です。
CPUの性能の違い

CPUには、inte・ADMと2つ種類がありますが、どちらもたくさんのCPUを販売しています。
それぞれ、高性能と言われるハイエンドモデルから性能は低いが価格が安いローエンドモデルまで多くの種類があります。
intel
intelのCPUの名前は
- intel core i5 10400
- intel core i9 11900K
という名前になっています。
これは、intel CPUのシリーズ・型番(世代・性能)・機能性を表しています。
intel core i9 11900Kであれば
- i9:シリーズ
- 11:世代
- 900:性能
- K:機能性
という意味になります。
シリーズ
intelには、主に10種類のシリーズがあります。
intel CPU シリーズ
- Xeon
- Core X
- core i9
- core i7
- core i5
- core i3
- core M
- Pentium
- Celeron
- Atom
※高性能順になっています。
簡単にいうと数字の高いものが高性能になります。
自作PCをする上では、少なくともcore i3以上の性能で作ることをおすすめします。
型番
CPUの型番ですが、世代は現在1~12世代まで販売されています。
12世代は、2021年11月に販売されたので非常に新しいモデルになります。
性能に関しては、同じシリーズの中での性能差を表します。
例えば、"intel core i5 11400"よりも"intel core i5 11600K"の方が同じi5シリーズでも性能が良くなります。
機能性
intel CPUの末尾に記載されているアルファベットは、機能性を表します。
末尾のアルファベットは、主に7種類あります。
| X | ハイエンドチップ用オーバークロック対応モデル |
| K | オーバークロック対応モデル |
| C | intel i5でのオーバークロック対応モデル |
| KF | 内臓GPUなし。オーバークロック対応モデル |
| F | 内臓GPUなし |
| S | 省電力モデル。性能も低下。 |
| T | Sよりも省電力モデル。性能も低下。 |
オーバークロックとは、CPUの限界突破のようなものです。
CPUの寿命を縮めるリスクと引き換えに、普段の性能よりも高い性能を出すことができます。
このようにCPUは、名前を見ることである程度の性能がわかるようになっています。
細かく、世代と性能を覚えたりする必要はありません。
なんとなく、i7は高性能だな。程度で大丈夫です。
後に紹介するベンチマークスコアを見ないと、細かい性能まではわかりません。
AMD
AMDのCPUもintelと同様に名前である程度の性能がわかるようになっています。
AMDのCPUは
- Ryzen 9 5900HX
- Ryzen 5 3600X
という名前になっています。
これは、AMD CPUのシリーズ・型番(世代・性能)・機能性を表しています。
Ryzen 5 3600Xであれば
- Ryzen 5:シリーズ
- 3:世代
- 6:性能
- X:機能性
という意味になります。
シリーズ
Ryzen CPUシリーズは主に7種類あります。
Ryzen CPU シリーズ
- Opteron
- Ryzen Threadripper
- Ryzen 7
- Ryzen 5
- Ryzen 3
- A-Series
- E-Series
※高性能順になります。
自作PCでは、Ryzen 3以上のシリーズを使用することをおすすめします。
型番
Ryzen CPUは現在、4世代まで販売しています。
数字でいうと"2~5"になります。
性能はintelと同様に同じシリーズの中での性能差になります。
例えば、"Ryzen 7 3700X"よりも"Ryzen 7 3800X"の方が高性能になります。
機能性
Ryzen CPUも末尾に記載されているアルファベットは、機能性を表します。
末尾のアルファベットは、主に4種類あります。
| X | オーバークロック対応モデル。元の性能が高いもの。 |
| G | GPU内臓モデル |
| K | オーバークロック対応モデル |
| E | 省電力モデル |
Ryzenもintelと同様にCPUの名前で大体の性能がわかります。
こちらもベンチマークスコアというCPUの性能を細かく評価したもの見ないと詳細までの性能差はわかりません。
クロック数・コア・スレッド

CPUには、クロック数・コア・スレッドというものがあります。
クロック数
CPUのクロック数といのは、周波数とも言われ、処理スピードのようなものです。
単位は"Hz"で表されます。
つまり、クロック数が高ければ高いほど処理速度が速いということになります。
最新のCPUである、intel core i9 12000KFのクロック数は、最大5.1GHzとなっています。
通常の動作クロックは3.2Ghzとなります。
最大クロックや動作クロックは細かい解説になるので、基本的には通常動作クロックを基準にCPUを選ぶことをおすすめします。
コア
コアは、その名の通りCPUの核のことです。
4コアであれば、そのCPうの中に4つの核があるCPUということになります。
コアが多ければ、複数の処理を同時に行うことができます。
コアも多い方が処理速度が速くなります。特に、いくつもの処理を並行して行う処理が速くなります。
例えば、通話をしながら動画を見て、ワードにメモする。など複数のことを同時に行う際にはコア数が多い方が良いです。
スレッド
スレッドとは、論理コアとも言われており、パソコンが認識するコアの数になります。
スレッドもコアと同様に多い方が複数処理能力が高くなります。
コア・スレッドは最新のもので最大"16コア・24スレッド"になります。
ここまでの性能は、普通に使う分には必要ないことが多いです。
ベンチマークスコア

ベンチマークスコアとは、プログラムを実行した結果のスコアのことです。
わかりやすく言えば、CPUをベンチマークテストというテストを行い、成績を表したものがベンチマークスコアになります。
つまり、ベンチマークスコアが高ければ高いほど、CPUの性能が良いということになります。
ベンチマークスコアの例としては
intelの最新CPUであるintel core i9 12000KFは"37812"になります。
僕が軽い動画編集やゲームで使用しているCPUはintel core i5 10400Fですが、ベンチマークスコアは"13087"になります。
最新CPUがいかにすごいものというのが、ベンチマークスコアで分かります。
使用用途別CPU紹介

今までに解説した、クロック数・コア・スレッド・ベンチマークスコアなどから自分の使用用途に合ったCPUを選びます。
今回、僕がおすすめする使用用途に合わせたCPUを紹介します。
こちらにCPU表を参考にしています。
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参考CPUスコア
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参考intel・AMD合わせ表
続きを見る
ネットサーフィン程度
ネットサーフィン・Word・Excel・power point程度の使用用途であれば
ベンチマークスコア:6000以上は少なくとも欲しいところです。
超快適にネットサーフィンするならば、8000以上で自作することをおすすめします。
intelであれば
- Core i3-8100(ベンチマークスコア 8056)
AMDであれば
- Ryzen 3 1300X(ベンチマークスコア 8034)
これら以上のCPUがおすすめです。
動画編集・軽いゲーム(ミドルエンド)
動画編集は、複数の処理を行うためコア数・スレッド数が必要になります。軽いPCゲームも同様です。
動画の形式によって必要なCPUも変わってきます。
フルHDまでの動画形式であれば、6コア12スレッドあれば十分です。
ベンチマークは10000程度が快適な目安になります。
intelであれば
- Core i5-10500T(ベンチマークスコア 10509)6コア 12スレッド
AMDであれば
- Ryzen 5 3500(ベンチマークスコア 11768) 6コア 6スレッド
これら以上のCPUがおすすめです。
ゲーム・高画質動編集・配信(ハイエンド)
重めのゲーム・高画質動画編集・配信には、高スペックのCPUが必要になります。
ベンチマークスコアは20000
コア・スレッドは、8コア16スレッド欲しいところです。
intelであれば
- Core i7-10700KF(ベンチマークスコア 19766)
AMDであれば
- Ryzen 5 5600G(ベンチマークスコア 20032)
これら以上のCPUがおすすめです。
まとめ
CPUについて簡単にまとめました。
これらはあくまで簡易的な解説ですが、PCを自作する上では十分なレベルかと思います。
これらを覚えるというよりもある程度、理解していれば問題ないと思います。

