以前から使用しているカメラも古くなり、満を持してEOS KISS Mを購入しました。
使用感などレビューしていきたいと思います。
参考チャムス カメラショルダーバッグ レビュー【小さいカメラ専用カバン】
続きを見る
結論
良い点
- 初心者でも簡単にキレイな写真が撮れる
- スマホとの連携も良い
- 軽くて小さいので気軽に持ち歩ける
悪い点
- エントリーモデルでも価格は高い
- 沈胴式レンズが面倒くさい
- バッテリー持ちが悪い
EOS KISS M
EOS KISS MはCanonから販売されているミラーレスカメラのエントリーモデルです。
2018年に発売され今でも高い人気があります。
後継機として、EOS KISS M2が2020年に発売されたためEOS KISS Mは型落ちとして、価格も少し安くなっています。
EOS KISS M2との違いも後で解説します。
EOS KISS Mの仕様
重さ | 390g |
大きさ | 116.3×88.1×58.7mm |
撮影画像サイズ | APS-C |
レンズマウント | キャノンEF-Mマウント |
型式 | CMOSセンサー(デュアルピクセル CMOS AF 対応) |
カメラ部有効画素 | 約2410万画素(総画素数約2580万画素) |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
内蔵ストロボ | 手動ポップアップストロボ ガイドナンバー約5(ISO100・m) 充電時間約3秒 |
連続撮影速度 | [ワンショットAF時]高速連続撮影速度 最高約10.0コマ/秒、 低速連続撮影速度 最高約4.0コマ/秒 [サーボAF時]高速連続撮影速度 最高約7.4コマ/秒、 低速連続撮影速度 最高約4.0コマ//秒 |
動画記録形式 | MP4 |
動画記録サイズとフレームレート | 4K Full HD |
LAN機能 | WiFi対応 |
インターフェース | BluetoothVer.4.1/GFSK変調方式 |
簡単には、このようなスペック仕様となっています。
特徴
EOS KISS Mの特徴は、なにより小さくて軽いという点です。
サイズは、116.3×88.1×58.7mmとかなり小さめになっています。
そのため、女性でも簡単にカメラを扱うことができます。
厚みも薄くなっています。
マウスと比較してもそこまで大きさは変わらないので、どれくらい小さいかをイメージできるかと思います。
重さも390gと非常に軽いです。
一眼レフなどは500gを超えるものも多いですが、390gと軽いので気軽に外出に持ち運ぶことができます。
小さいが本格的
性能
EOS KISS M小さいですが、性能面も本格的です。
2410万画素と高画質でありながら、ISOと呼ばれる光の調整も100~25600と大きい範囲で調整可能です。
フォーカス
EOS KISS Mは、被写体のフォーカスを合わすときに×5・×10で拡大しフォーカス位置を合わすことができます。
そのため、ピンポイントでのピントを合わすことができます。
見た目
EOS KISS Mは小さいですが、性能面は本格的にも使用できるものです。
ミラーレスの小さいカメラはファインダー(覗く部分)がないものが多いです。
EOS KISS Mはファインダーも付いており覗いて被写体に集中して撮影をすることができます。
ファインダーがあることで、見た目もカメラっぽさが出るので個人的には好みです。
ファインダーなしのカメラも小さくて良いのですが、デジカメ感が強くなりすぎるので見た目はファインダー付きの方がかっこいいです。
さらに小さいカメラでは少ない、内臓ストロボも付いているので暗い場所でも光を炊くことができます。
スマホとの連動
EOS KISS Mは、スマホのアプリで"Canon Camera Connect"といアプリを使用することでカメラからスマホに撮った写真をすぐに送ることができます。
自動転送も可能です。
接続もBluetoothでの接続・WiFiでの接続ともに可能です。
接続方法もカメラ側は、設定から"接続します"というコマンドを選択するだけ
スマホ側もアプリの接続から自動でカメラを探して接続してくれるので誰でも簡単にカメラとスマホを接続することができます。
ダブルズームキット
EOS KISS M ダブルズームキットには、2つのレンズが付属しています。
レンズは別記事で細かく解説する予定です。
ダブルズームキットレンズ
- EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
- EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMは、広角・中望遠レンズです。
標準レンズになるので、近距離~中距離まではこのレンズで十分に撮れます。
こちらのレンズは沈胴式といって、レンズが沈み込むように収納できます。
コンパクトになって便利なのですが、撮影の度にレンズの沈み込みを直さないといけないのが難点です。
三角の部分を前にしながらレンズを回さないと撮影ができません。
素早く撮影しようと思っても一回必ずレンズを触らなければならないので少し面倒です。
EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STMは、中望遠・望遠レンズです。
中距離~望遠と子供の運動会や遠くの景色の撮影に使用できます。
こちらのレンズはサイズが少し長くなります。
このレンズをつけて収納するのは少し場所を取ります。
実際に撮った写真
わかりやすくスマホ(iPhone11)と比較していきたいと思います。
※編集はなし
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMの標準レンズで撮っています。
通常
EOS KISS M(30mm)
iPhone11(×1倍)
広角
EOS KISS M(15mm)
iPhone11(×0.5倍)
ズーム
EOS KISS M(45mm)
iPhone11(×3倍)
感想
当たり前ですが、やはりスマホと比べると発色・画質などはEOS KISS Mの方が良いです。
特に、ズームにした時の画質は大きな差が出ている印象です。
EOS KISS Mの方がF値の調整幅も大きいので、背景のボケ感などきれいに表現できます。
価格
EOS KISS Mは定価10万円程度となっています。
2022年4月現在では、90000円弱と少し値下がりが見られます。
本格的にカメラ撮影ができるものですので、価格も9万円と少し高くはなりますが長く使えますし、キレイな写真を残しておきたいという方にはコスパは良いと思います。
バッテリー
EOS KISS Mのバッテリーはそれほど長持ちしません。
1日中の撮影は無理です。
細かく電源をON・OFFに切り替えて持ち歩くことで半日程度は持ちますが、替えのバッテリーは必須と言えます。
純正のバッテリーはめちゃくちゃ値段が高いので、互換性のあるものをおすすめします。
EOS KISS M2との比較
EOS KISS MとEOS KISS M2との比較です。
デザイン
デザインに関しては全く同じです。
EOS KISS Mと書かれているかEOS KISS M2と書かれているかの違い程度しかありません。
性能
性能が上がった部分
- EOS KISS M2は瞳検出機能(瞳AF)の精度が向上
- 瞳AFで動く被写体への対応精度も向上
- 測距輝度範囲は"EV -2~18"から"EV -4~18"にと範囲の拡大
- 画面をタップすることでピントを合わせる被写体を選択ができる
- カメラ単体でYouTubeライブ配信が可能
価格
価格比較
- EOS KISS M:90000円弱
- EOS KISS M2:110000円弱
※2022年4月現在
デザインは同じなので、性能面が少し向上しています。
カメラを使用していて違いを感じるのは瞳AFかと思いますが、20000円の価格差ほどの性能差は感じないと思います。
コスパを選んでEOS KISS Mにするか、性能を選んでEOS KISS M2にするかです。
youtubeでライブ配信をするのであれば、EOS KISS M2が便利かと思いますが、ライブ配信はノートPCやデスクトップPCから配信しないと精度は低いライブ配信になってしまいます。
まとめ
EOS KISS Mを実際に使用しレビューしました。
小さいミラーレスでありながらカメラとしての性能は十分です。
本格的にカメラをされる方でも十分に使える性能になっています。
バッテリーの持ちの悪さが一番のネックかと思いますが、手軽さ・コンパクトさ・低価格を求める方におすすめのミラーレスカメラです。