Dふぃ
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今回はKZ D-Fi(標準版/スイッチなし)を、実際に使った感想ベースでレビューします。
DDドライバー単体のイヤホンは比較的安い価格で販売しているものが多いですし、今回のKZ D-Fiもかなり買いやすい値段なので、DD単体を楽しみたい人も気軽に買えるかと思います。
今回の記事の評価は、付属イヤーピース+標準ケーブルの「買ったまま」前提です。
イヤーピースを追加購入しなくても判断できるように書きます。
イヤホンドライバーについてわからない方はこちらをご覧ください
結論:KZ D-Fi(標準版)は「低音マイルド×バランス寄り」でマルチに使える1DD

KZ D-Fi(標準版)は、低音がしっかり出る一方で“爆盛り”ではなく、全体のバランスを崩さずに鳴ってくれるタイプです。
KZにありがちな強いドンシャリを期待すると物足りない可能性がありますが、聴き疲れしにくい万能機を探しているなら当たりやすいイヤホンだと感じました。
結論
- 低音:量感はそこそこ。低音特化ではなくマイルド寄り
- 中音:ボーカルが前に出すぎず、全体バランスで聴ける
- 高音:刺さりにくく、やや丸く感じやすい(付属イヤピ前提)
- 分離感:そこそこ。1DDらしく繋がりが自然で違和感が少ない
- FPS:定位はまずまず。競技用途よりカジュアル向き
逆に、低音をとにかく盛りたい人や、競技FPSで「足音最優先のピーク性能」を求める人には、他機種のほうが合うかもしれません。
KZ D-Fi(標準版)とは(スイッチなしモデル)
KZ D-Fiには、標準版(スイッチなし)と、スイッチで音を調整できるチューナブル版があります。
今回は標準版のレビューです。
外観はメタリックなカラーで高級感もあります。

サイズは、KZシリーズの中では比較的小型です。

pinは、2pin 0.75mmで、いわゆる KZのC-pin / QDC形状系です。

ノズルはこのような感じです。

少しずっしり感がありますが、装着すると気にならない程度です。
付属品

付属品
- ケーブル
- イヤーピース
付属品は、いつものKZと同じような付属品です。
スペック・外観・装着感

ここでは、まず基本情報を簡単に整理します。
| モデル | KZ D-Fi(標準版/スイッチなし) |
|---|---|
| ドライバー | 10mm ダイナミックドライバー(デュアルマグネット) |
| インピーダンス | 23.5Ω(標準版表記) |
| 感度 | 110±3dB |
| コネクタ | 2pin(0.75mm) |
| プラグ | 3.5mm |
装着感や遮音性は耳の形で変わりますが、ゲーム用途でも長時間使うなら、まずは付属イヤーピースのサイズを合わせるだけで印象が大きく変わります(密閉が取れると低音と定位が安定しやすいです)。
音質レビュー(付属イヤーピースで試聴)

ここからは、実際に聴いて感じた音の傾向を帯域ごとにまとめます。
D-Fi(標準版)はシングルDDらしく、全体のつながりが自然で、チューニングの違和感が出にくいタイプだと感じました。
低音:量感はそこそこ。爆盛りではなくマイルド寄り
低音はしっかり聴こえますが、「低音特化でドン!と押してくる」感じではありません。
量感はそこそこありつつ、全体のバランスを崩さない範囲に収まっていて、ジャンルを選びにくい印象です。
逆に言えば、低音を最優先で盛りたい人や、サブベースの圧を求める人は物足りない可能性があります。
中音:ボーカルは前に出すぎず、バランス寄り
ボーカルは「前にグッと出て気持ちよく聴かせる」より、伴奏との位置関係が崩れにくいバランス型に感じました。
極端にボーカルだけが近い、というよりは、全体がまとまって聴こえるタイプです。
聴き疲れしにくい方向性だと思います。
高音:刺さりにくく、やや丸く感じやすい
高音は刺激が強すぎず、丸めでスムーズに感じました。
付属イヤーピース前提だと、この「丸さ」が出やすいと思います。
この傾向はメリットもあって、刺さりが苦手な人には安心材料になります。
一方で、キラキラした空気感や、強い抜け感を最優先する人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
分離感・解像感:そこそこ。ただし繋がりが自然で違和感が少ない
分離感は、めちゃくちゃ良いというレベルではなく、価格なりに“そこそこ”という印象です。
ただ、シングルドライバーらしく音の繋がりが自然で、音域ごとのつながりに違和感を感じにくいのは良い点でした。
変なクセが少ないので、長く使いやすいタイプだと思います。
音場・定位:派手に広いタイプではないが、破綻しにくい
音場が極端に広がるタイプではありませんが、左右の定位は素直で、普段使いでは困りにくい印象です。
この「派手さはないが安定する」方向性が、音楽でもゲームでも使いやすい理由だと感じました。
FPSで使ってみた(カジュアル用途なら十分)

ここでは、D-Fi(標準版)をFPS用途で使ったときの印象をまとめます。
競技シーンで勝ち切るための「ピーク性能」を狙うというより、カジュアルに安定して使えるタイプでした。
定位:まずまず。極端に鋭いというより“素直”
定位は「まずまず」です。
左右の振り分けが分かりやすく、方向感は掴みやすい一方で、超高精度にピンポイントで抜けるというよりは、破綻しにくい素直さが強い印象です。
そのため、普段のプレイで困ることは少ないですが、競技向けの“定位特化”機と比べると、情報量や鋭さで差が出る可能性はあります。
足音:拾えるが、混戦では埋もれる場面もあり得る
足音は拾えます。
ただ、分離感が飛び抜けているタイプではないため、銃声・爆発音・スキル音が重なる場面では足音が埋もれやすい瞬間はあり得ます。
一方で、低音が暴れにくいチューニングなので、「低音が足音の邪魔をする」系のストレスは少なめでした。
銃声・爆発音:低音が盛りすぎないので、疲れにくい
低音が過剰に盛られないぶん、銃声や爆発音が必要以上に膨らまず、長時間プレイでも疲れにくい方向だと感じました。
「迫力最優先」より「状況把握しやすいバランス」を求める人には合いやすいと思います。
他のKZと比べるとどう?(方向性の違い)

D-Fi(標準版)は、いわゆる「KZっぽいドンシャリ」を強く感じるモデルというより、低音を盛りすぎずにバランスよく鳴らす方向です。
ここを理解しておくと、買ってからのギャップが減ります。
KZ内でざっくり言うと「派手さ」より「扱いやすさ」寄り
- 低音強め・迫力重視のKZが好き:D-Fiは大人しく感じる可能性
- 聴き疲れしにくい・クセが少ないKZが欲しい:D-Fiは合いやすい
(補足)スイッチ版との違い
スイッチ版(チューナブル)は音の方向性を触れますが、本記事は標準版(スイッチなし)のレビューです。
標準版は「買ったままの音が分かりやすい」ので、レビューとしても評価しやすいモデルだと思います。
良い点・微妙な点(正直まとめ)

良い点
- 低音が暴れにくく、音楽・ゲームの両方で使いやすい
- ボーカルが前に出すぎず、バランスが崩れにくい
- 高音が刺さりにくく、聴き疲れしにくい
- シングルDDらしく音のつながりが自然で違和感が少ない
- 2000円以下と価格が安い
悪い点
- 低音“爆盛り”目的だと物足りない可能性
- 分離感は「化け物級」ではないので、混戦では情報が団子になりやすい場面はあり得る
- 高音のキラキラ感・空気感を最優先する人には合わないかもしれない
こんな人におすすめ / やめておいた方がいい人

おすすめする人
- KZで低音控えめの万能機が欲しい人
- 刺さる高音が苦手で、丸めでスムーズな高音が好きな人
- 音楽もFPSも、カジュアルに1本で回したい人
- マルチドライバーの「つながりの違和感」が苦手で、1DDの自然さを重視する人
やめておいた方がいい人
- 低音をとにかく盛ってテンションを上げたい人
- 競技FPSで勝ちに行くために、足音・定位のピーク性能最優先で探している人
- 高音のキラキラ感・伸び・空気感を最重要にする人
よくある疑問(Q&A)

Q. 付属イヤーピースのままでも大丈夫?
大丈夫です。
少なくともレビューや判断は付属イヤーピースで十分できます。
まずはサイズ変更と挿し方(角度)だけ試すのがおすすめです。
Q. 高音が丸いのは不良?
不良というより、付属イヤーピースや装着の影響で丸く感じやすい条件がある、という捉え方が自然です。
サイズを変える/少し深めに挿すだけで印象が変わることがあります。
Q. 低音がもっと欲しい人はどうすればいい?
低音重視で選びたいなら、そもそも別モデルを候補に入れたほうが満足度は高いです。
D-Fiは「低音を盛りすぎないバランス」が持ち味なので、方向性の違いとして割り切るのが良いと思います。
まとめ:KZ D-Fi(標準版)は“買ったまま使える”バランス型1DD

今回は、KZ D-Fi(標準版)をレビューしました。
KZ D-Fi(標準版)は、シングルDDのイヤホンで、低音が出るのに暴れにくく、全体のバランスが崩れにくいイヤホンでした。
高音は刺さりにくく丸めに感じやすいので、刺激が強い音が苦手な人には合いやすいと思います。
一方で、低音爆盛りやピーク性能を求める人には向きません。
万能・聴きやすさ・自然さを重視するなら、価格が激安なので確実に価格以上に満足できるモデルです。(Aliexpressの方が圧倒的に安く買えます。)
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