今回は、コスパに非常に定評があり、僕も大好きなKZのイヤホンのシリーズや使用用途などを解説していきます。
KZイヤホンは価格が非常に安いですが、音質はかなり良いメーカーです。
一度、この価格でこの音質を知ってしまうと、なかなか今までのイヤホンに戻れない方も多いかと思います。
KZのイヤホンは種類も多く、公式サイトも英語なのでなかなかシリーズの特徴もわからない方も多いかと思いますので、わかりやすく解説しています。
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参考イヤホン・ヘッドホンのドライバー方式まとめ|DD・BA・平面・ESTの違いをわかりやすく解説
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はじめに
今回の記事はイヤホンのドライバーについて"DD"、"BA"などちょっとした用語が出てきます。
そのため、こちらの記事を読んで簡単にドライバーについて知っておく方が理解しやすいと思います。
是非、一度ドライバーについての解説記事を読んでみてください。
KZイヤホンをシリーズごとにざっくり解説

KZはとにかくモデル数が多くて、「型番が多すぎてよくわからん…」となりがちですが、実はシリーズごとに“音のキャラ”と“向いている用途”がだいたい決まっているメーカーです。
今回は、Bluetoothモデルなどは一旦省いて、有線イヤホン(IEM)だけに絞って、代表的なシリーズごとに
- どんな構成・音の傾向なのか
- どんな人・どんな用途に向いているのか
をざっくり整理・解説していきます。
ASシリーズ|フルBA構成の“情報量重視イヤホン”

ASシリーズの特徴
AS10・AS16・AS24 などに代表される ASシリーズは、バランスドアーマチュア(BA)ドライバーのみで構成されたモデルが中心のシリーズです。
- フルBA構成で、音の粒立ち・情報量がかなり多い
- ボーカルや楽器の分離感が高く、細かい音が聴き取りやすい
- 全体としてモニター寄り〜フラット寄りの傾向
- AS24 / AS24 Pro などはフルBA系のフラグシップクラスに近いポジション
ASシリーズが向いている用途・人
- 「とにかく解像度」「分離感」を重視したい人
- ジャズ・クラシックなど、楽器数が多い音源を聴く人
- FPSゲームなど、足音や位置情報をしっかり聞き分けたい人
- モニター寄り・分析的な音が好きな人
ZAシリーズ(ZAT / ZAR / ZA12など)|低音の迫力+解像度を両立したハイブリッド上位ライン

ZAシリーズの特徴
ZA12・ZAR・ZATなどの ZAシリーズは、ダイナミックドライバー(DD)+BAのハイブリッド構成が基本の上位モデルです。
- DDで低音の量感と厚みを出しつつ、BAで中高域の解像度を確保
- ASシリーズよりも「リスニング寄り」で、音楽を楽しみやすいチューニング
- ZAT などはチューニングスイッチ付きで、音のバランスをある程度変えられるモデルもある
- ジャンルを問わず使いやすい、万能系ハイグレードライン
ZAシリーズが向いている用途・人
- J-POP・アニソン・ロック・EDM など、普段聴く音楽が幅広い人
- 低音の迫力も欲しいけど、解像度や分離感も重視したい人
- モニターイヤホンよりはリスニング寄りだけど、音質はしっかりしたいという方
ZSシリーズ(ZSN / ZSN Pro X / ZSXなど)|KZの“王道”でバランス重視

ZSシリーズの特徴
ZS3 / ZS4 / ZSN / ZSN Pro / ZSN Pro X / ZSXなどに代表される ZSシリーズは、KZの中でも最もユーザーが多い「王道シリーズ」です。
- 1DD+1BA などのハイブリッド構成が中心
- 低音のノリと高域の明瞭さをうまく両立した「ザ・KZ」な音
- モデルによって解像度や傾向は違うが、総じて使いやすいバランス型
- 価格帯も比較的手頃で、コスパが良いモデルが多い
ZSシリーズが向いている用途・人
- 通勤・通学・作業用など、日常使いのイヤホンが欲しい人
- J-POP・YouTube・アニソンなど、ライト〜中級リスニングがメインの人
- 「まずはKZを1本試してみたい」という入門〜中級クラス
ED / EDXシリーズ|激安価格でKZサウンドを試せる入門ライン

ED / EDXシリーズの特徴
ED / ED4 / ED9 / EDC / EDCX / EDS / EDX / EDX Pro / EDX Ultra などのシリーズは、ほぼすべてシングルDD構成の低価格帯ラインです。
- 1,000〜2,000円台が中心の超コスパ路線
- 低音多めでノリの良いチューニングが多い
- 細かい音を聴き込むというより、「気軽にガンガン鳴らす」イメージ
- シリーズが多いので、見た目やチューニングの違いで選べる
ED / EDXシリーズが向いている用途・人
- とにかく安くKZの音を試してみたい人
- 通勤・通学・YouTube視聴など、ラフな用途がメインの人
- メイン機とは別に、サブ機・予備機を持っておきたい人
PRシリーズ(PR1 / PR2 / PR3 / PRXなど)|平面駆動ドライバー採用のクリア系ライン

PRシリーズの特徴
PR1 / PR2 / PR3 / PRXなどの PRシリーズは、平面駆動(プラナー)ドライバーを採用したラインです。
- 平面ドライバー特有の、レスポンスの速さと分離の良さが特徴
- 音場が比較的広く、スッキリめのクリアな鳴り方
- ASシリーズほど“ガチガチのモニター”でもなく、聴いていて楽しいバランス
- FPSなどゲーム用途で使うユーザーも多い
PRシリーズが向いている用途・人
- 「解像度高めだけど、ある程度リスニング寄り」が欲しい人
- FPSゲームや音の位置をしっかり聴き分けたい用途
- 女性ボーカル・アニソン・ライブ音源など、クリアな高域が好きな人
多DD/低音寄りライン(DQ / Castor / Vader / D-Fi など)|ノリ重視・低音好き向け

多DD/DD特化シリーズの特徴
DQ6 / DQ6S / DQS / Castor / Castor Pro / Vader / Vader Pro / D-Fi などは、ダイナミックドライバー(DD)を複数積んだモデルや、DD特化チューニングのシリーズです。
- 2DD・3DD など、複数DD構成のモデルが多い
- 低音の量感・キックの存在感がしっかり出るチューニングが中心
- BA高域の“シャリシャリ感”が苦手な人にも合いやすい
- Castor / Vader など、スイッチで音の傾向を変えられるモデルもある
多DD/DD特化シリーズが向いている用途・人
- ロック・EDM・HIPHOP など、低音のノリが大事なジャンル
- 「難しいことは置いといて、とにかく楽しく聴きたい」人
- BAの高域よりも、DDの厚み・パンチ感が好きな人
特殊・実験系ライン(Symphony / Duonic / Decet / Saga など)|KZらしい変態路線

特殊ラインの特徴
Symphony / Duonic / Decet / Saga / Pisces などは、平面+DDハイブリッド、多DDのみ、チューニングスイッチ多数搭載 など、KZらしい“攻めた構成”のモデルが多いラインです。
- Symphony・Duonic:平面ドライバー+DD のハイブリッド構成
- Decet:片側5DD、合計10DDという多DD構成モデル
- Pisces:2DD+スイッチで音を切り替えられるモデル
- Saga:1DDながらハイエンド寄りの設計をうたうモデル など
特殊・実験系ラインが向いている用途・人
- 「普通のイヤホンじゃ物足りない」「変態構成が好き」という人
- KZの多ドライバー路線をいろいろ試してみたい中〜上級者
- “キャラの濃い1本”を持っておきたい人
ジャンル別|どのKZシリーズが向いている?

ここまでシリーズごとの特徴を見てきましたが、用途別に整理すると「どのKZシリーズを選べばいいか」は次のようになります。
| 使用ジャンル・用途 | 向いているKZシリーズ | 理由(音の傾向) |
|---|
| ゲーム(FPS・定位重視) | PRシリーズ ASシリーズ ZAシリーズ(ZAT / ZAR) | 音の立ち上がりが速く、分離感・定位が明確。 低音が出すぎず足音が埋もれにくい。 |
| アニソン・ボーカル | ZAシリーズ ZSシリーズ(Pro / Pro X) PRシリーズ | 中高域が前に出やすく、声が近く聴こえる。 刺さりにくく長時間でも聴きやすい。 |
| ロック・EDM・低音重視 | 多DD系(DQ / Castor / Vader) ZAシリーズ | ダイナミックドライバーによる低音の量感と迫力。 ノリよく楽しく聴けるチューニング。 |
| 通勤・作業・YouTube | ZSシリーズ ED / EDXシリーズ | 派手すぎず、聴き疲れしにくい。 価格も手頃で日常使いしやすい。 |
| 音質重視・モニター用途 | ASシリーズ PRシリーズ AM16 / AS24 系 | 解像度・情報量が多く、音の輪郭が明確。 分析的に音を聴きたい人向け。 |
| 変態構成・遊び用 | Symphony / Duonic Decet / Saga / Pisces | 平面+DD、多DDなど個性的な構成。 ハマる人には唯一無二の体験。 |
迷った人向け|KZイヤホンの選び方早見表

こちらは、KZのイヤホン選びを迷う方に簡単に選ぶべきシリーズを表にしています。
| こんな人におすすめ | 選ぶべきシリーズ |
|---|
| 初めてKZを買う | ZSシリーズ / EDXシリーズ |
| ゲームで使いたい | PRシリーズ / ASシリーズ |
| 音質を重視したい | ASシリーズ / ZAシリーズ |
| 低音を楽しみたい | Castor / DQ / Vader 系 |
| クセのあるイヤホンが好き | Symphony / Duonic / Decet |
まとめ|KZは“シリーズごとのキャラ”で選ぶとわかりやすい

KZは型番だけ見るとカオスですが、シリーズごとに性格をざっくり把握しておくと、一気に選びやすくなります。
シリーズを一言でいうと
- ASシリーズ:フルBAで解像度・分離重視。音質ガチ勢&モニター寄り
- ZAシリーズ:ハイブリッドの実用ハイエンド。低音+解像度のバランス型
- ZSシリーズ:KZの王道ライン。日常使いしやすいバランス重視
- ED / EDXシリーズ:激安でKZサウンドを試せる入門向け
- PRシリーズ:平面駆動でクリア&広めの音。ゲームやボーカルにも◎
- 多DD/DD特化ライン:低音のノリ・楽しさ重視のロック/EDM向け
- 特殊・実験系ライン:変態構成で遊びたい中〜上級者向け
是非、自分の使用用途と相談して自分に合うKZのイヤホンを見つけてください。
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今回は、コスパに非常に定評があり、僕も大好きなKZのイヤホンのシリーズや使用用途などを解説していきます。
KZイヤホンは価格が非常に安いですが、音質はかなり良いメーカーです。
一度、この価格でこの音質を知ってしまうと、なかなか今までのイヤホンに戻れない方も多いかと思います。
KZのイヤホンは種類も多く、公式サイトも英語なのでなかなかシリーズの特徴もわからない方も多いかと思いますので、わかりやすく解説しています。
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はじめに
今回の記事はイヤホンのドライバーについて"DD"、"BA"などちょっとした用語が出てきます。
そのため、こちらの記事を読んで簡単にドライバーについて知っておく方が理解しやすいと思います。
是非、一度ドライバーについての解説記事を読んでみてください。
参考イヤホン・ヘッドホンのドライバー方式まとめ|DD・BA・平面・ESTの違いをわかりやすく解説
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KZイヤホンをシリーズごとにざっくり解説
KZはとにかくモデル数が多くて、「型番が多すぎてよくわからん…」となりがちですが、実はシリーズごとに“音のキャラ”と“向いている用途”がだいたい決まっているメーカーです。
今回は、Bluetoothモデルなどは一旦省いて、有線イヤホン(IEM)だけに絞って、代表的なシリーズごとに
をざっくり整理・解説していきます。
ASシリーズ|フルBA構成の“情報量重視イヤホン”
ASシリーズの特徴
AS10・AS16・AS24 などに代表される ASシリーズは、バランスドアーマチュア(BA)ドライバーのみで構成されたモデルが中心のシリーズです。
ASシリーズが向いている用途・人
ZAシリーズ(ZAT / ZAR / ZA12など)|低音の迫力+解像度を両立したハイブリッド上位ライン
ZAシリーズの特徴
ZA12・ZAR・ZATなどの ZAシリーズは、ダイナミックドライバー(DD)+BAのハイブリッド構成が基本の上位モデルです。
ZAシリーズが向いている用途・人
ZSシリーズ(ZSN / ZSN Pro X / ZSXなど)|KZの“王道”でバランス重視
ZSシリーズの特徴
ZS3 / ZS4 / ZSN / ZSN Pro / ZSN Pro X / ZSXなどに代表される ZSシリーズは、KZの中でも最もユーザーが多い「王道シリーズ」です。
ZSシリーズが向いている用途・人
ED / EDXシリーズ|激安価格でKZサウンドを試せる入門ライン
ED / EDXシリーズの特徴
ED / ED4 / ED9 / EDC / EDCX / EDS / EDX / EDX Pro / EDX Ultra などのシリーズは、ほぼすべてシングルDD構成の低価格帯ラインです。
ED / EDXシリーズが向いている用途・人
PRシリーズ(PR1 / PR2 / PR3 / PRXなど)|平面駆動ドライバー採用のクリア系ライン
PRシリーズの特徴
PR1 / PR2 / PR3 / PRXなどの PRシリーズは、平面駆動(プラナー)ドライバーを採用したラインです。
PRシリーズが向いている用途・人
多DD/低音寄りライン(DQ / Castor / Vader / D-Fi など)|ノリ重視・低音好き向け
多DD/DD特化シリーズの特徴
DQ6 / DQ6S / DQS / Castor / Castor Pro / Vader / Vader Pro / D-Fi などは、ダイナミックドライバー(DD)を複数積んだモデルや、DD特化チューニングのシリーズです。
多DD/DD特化シリーズが向いている用途・人
特殊・実験系ライン(Symphony / Duonic / Decet / Saga など)|KZらしい変態路線
特殊ラインの特徴
Symphony / Duonic / Decet / Saga / Pisces などは、平面+DDハイブリッド、多DDのみ、チューニングスイッチ多数搭載 など、KZらしい“攻めた構成”のモデルが多いラインです。
特殊・実験系ラインが向いている用途・人
ジャンル別|どのKZシリーズが向いている?
ここまでシリーズごとの特徴を見てきましたが、用途別に整理すると「どのKZシリーズを選べばいいか」は次のようになります。
ASシリーズ
ZAシリーズ(ZAT / ZAR)
低音が出すぎず足音が埋もれにくい。
ZSシリーズ(Pro / Pro X)
PRシリーズ
刺さりにくく長時間でも聴きやすい。
ZAシリーズ
ノリよく楽しく聴けるチューニング。
ED / EDXシリーズ
価格も手頃で日常使いしやすい。
PRシリーズ
AM16 / AS24 系
分析的に音を聴きたい人向け。
Decet / Saga / Pisces
ハマる人には唯一無二の体験。
迷った人向け|KZイヤホンの選び方早見表
こちらは、KZのイヤホン選びを迷う方に簡単に選ぶべきシリーズを表にしています。
まとめ|KZは“シリーズごとのキャラ”で選ぶとわかりやすい
KZは型番だけ見るとカオスですが、シリーズごとに性格をざっくり把握しておくと、一気に選びやすくなります。
シリーズを一言でいうと
是非、自分の使用用途と相談して自分に合うKZのイヤホンを見つけてください。
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