PCを自作している方で、ケースファンを取り付ける方も多いですが
ケースファンの向きはどっち?どこにつけるのが良い?
と迷う方も多いと思います。(実際に僕も初めての時はわからずに困りました)
少しでもそのような方の参考になればと思ったので解説していきます。
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参考ノートパソコンのハードディスク(HDD)・SSDを交換する方法【WindowsOSインストール付き】
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結論
結論
- 空気の流れを作ることが大切
- エアフローは前から吸って後ろから出す
- ケースファンの向き(空気の流れる方向)はティッシュペーパーを近づけるとすぐにわかる
ケースファンをつける理由
最初にケースファンをつける理由ですが
- おしゃれになる
- ケース内に空気の流れを作る
- PCパーツを冷やす
見た目がおしゃれになる
まず、見た目がおしゃれになるというのは大きいポイントです。
今は、光るケースファンも多く見た目がかっこよくなるのでケースファンをつけるのはおすすめです。
特にゲーマーであればレインボーカラーにして映えるPCにできますし、そこまで光らなくてもシンプルカラーで光らせたい方も多いと思います。
ケース内に空気の流れを作る
ケースファンをつけるメカニカル的な理由は、ケース内に空気の流れを作るということです。
PCというのは、いくつものパーツが動き、熱を発生させます。
もし、ケース内部に空気の流れがなければ、熱気がケース内に滞ってしまいます。
PCパーツは熱に非常に弱いので、熱がこもってしまうことでPCのパーツに大きな負荷をかけます。
そのようにパーツに強い熱があると、PCの性能も落ちますし、パーツの寿命を縮めることになります。
そうならないようにケース内に空気の流れを作る必要があります。
この空気の流れのことを"エアフロー"と呼びます。
PCパーツを冷やす
ケース内の空気の流れを作ることで、PCケース内に熱気が溜まらないようにします。
熱気を逃がすことで、PCパーツの熱を冷やすことができます。
基本的にPCパーツは稼働すると熱が発生します。
その熱が溜まると、パーツの性能低下やパーツの寿命減少などを招くことになるので、可能な限りパーツに熱をためないようにしないといけません。
そのため、ケースファンを取り付けることでPCケース内の空気を循環させ、PCパーツの熱を逃がすようにする役割があります。
エアフローの基本
エアフローの基本は
これが基本です。
この基本に基づいて空気が滞留しないようにスペースを作れば問題ありません。
PCケースの小さいものだと、中で配線やパーツがギュウギュウ詰めになっていると空気の流れる隙間が小さいので、空気が滞留しやすくなります。
小さいケースでもできるだけ、スペースができるように線をまとめたり、小さめのパーツを使用するように心がけると良いです。
基本+α
さらに、下から上に空気が流れるようにするとよりエアフロー効率が良くなります。
エアフローを作る理由は、熱い空気をPCケース内から外に出すことが目的です。
空気の位置関係
- 熱い空気は、勝手に上に行きます。
- 冷たい空気は下に溜まりやすいです。
そのため、下から冷たい空気を吸気し、上に排気することで熱い空気がケース外に出やすくなるという仕組みです。
陽圧と陰圧
ケースファンの取り付ける個数や位置によってケース内が"陽圧や陰圧"になります。
陽圧
陽圧
陽圧とは、ファンの吸気力が高くケース内の空気圧が高くなることを言います。
陰圧
陰圧
陰圧とは、ファンの排気力が高くケース内の空気圧が低くなることを言います。
陽圧・陰圧が良い?
陽圧・陰圧に関しては、どちらが良いというのは正確にはありません。
それぞれの好みによるところが大きいです。
お互いにメリット・デメリットがあります。
陽圧のメリット・デメリット
陽圧のメリットは、ケース内の圧が高くなるため埃などを吸気しにくくなります。
しかし、ケース内の圧が高いためケース内部全体に空気がうまく回りにくくなります。
陰圧のメリット・デメリット
陰圧のメリットは、ケース内の圧が低いのでケース内全体に空気が回りやすくなります。エアフローという点だけでいえば陰圧が有利です。
しかし、ケース内の圧が低いためケース外から埃なども吸い込んでしまいます。
陽圧・陰圧ともにメリット・デメリットがあるので、どちらでも良いですが、個人的には陰圧でエアフロー効率を上げる方が好きです。
ここは本当に好みであったり、PCケースの形やパーツの大きさなどによってなので正解はありません。
ケースファンの向きの確認方法
ケースファンの向きですが、最初はパット見ただけでは吸気面と排気面がわかりにくいと思います。
大体のケースファンは
この画像の右のようにケースファンに支柱があります。
この場合だと左が吸気で右が排気になります。
ただし、すべてのケースファンが支柱のある方が排気面とは限りません。
一番、確実な吸気面・排気面の確認方法は
です。
このようにティッシュをケースファンに近づけることで、ティッシュが空気の流れに乗って動いてくれます。
画像では吸気側にティッシュを近づけているのでティッシュが吸い込まれています。
※ケースの外で行う方がわかりやすいです
ケースファンを取り付ける前に、ティッシュで空気の流れる方向を確認することが一番確実かつ分かりやすい方法だと思います。
ケースファンにティッシュが巻き込まれることは少ないので、細めに切ったティッシュを近づけてみましょう。
ケースファン取り付け例
僕の自作PCをサンプルにエアフローのイメージを確認します。
このPCのケースファンは
- 前の下にあるケースファンは吸気用 1つ
- 上・後ろにあるケースファンは排気用 3つ
となっています。
僕はケース内が陰圧になるように設置しています。
前下から吸気して、後ろ・上方に排気していくイメージです。
あくまで一例であって、これが正解ではありませんがイメージ的にはこんな感じで大丈夫だと思います。
この配置ではケース内が陰圧になっているので、前方上部(吸気ファンがない部分)手を近づけると、空気を少しずつ吸い込んでいるのがわかります。
僕の場合でも前にファンが二つある方がもっとエアフローの効率が良くなると思います。
撮影した時は、ファンが足りなかったので1つだけになっています。
少しでもエアフローの効率を良くするために下から吸うように設置しています。
ケースファンの取り付け方解説
ケースファンも付けるのは非常に簡単です。
PCケースに合うサイズのファンを購入し、ネジで付け、電源を取るだけなので特に難しいことはありません。
価格帯も安いものも多くなっているので、2000-3000円でもケースファンは十分購入可能です。
ケースファンの取り付け方の解説はこちらで解説していますので参考にしてください。
-
参考【丁寧に解説】PCケースファンの取り付け方【初心者向け】
続きを見る
まとめ
エアフロー・ケースファンの向きの見分け方など、一見難しそうですが、そんなに難しいものではありません。
特にケースファンの向きに関しては、ティッシュで可視化して確認が一番確実ですし簡単な方法だと思います。
エアフローは空気の流れを前から後ろへ作る程度のなんとなくの理解で十分です。
百聞は一見に如かずなので、実際にケースファンを取り付けて空気の流れを見てみましょう。
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参考【intel i5,Ryzen5まではこれで十分】Deepcool ディープクール Gammaxx GTE V2 CPUクーラー レビュー
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PCを自作している方で、ケースファンを取り付ける方も多いですが
と迷う方も多いと思います。(実際に僕も初めての時はわからずに困りました)
少しでもそのような方の参考になればと思ったので解説していきます。
参考ノートパソコンのハードディスク(HDD)・SSDを交換する方法【WindowsOSインストール付き】
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結論
結論
ケースファンをつける理由
最初にケースファンをつける理由ですが
見た目がおしゃれになる
まず、見た目がおしゃれになるというのは大きいポイントです。
今は、光るケースファンも多く見た目がかっこよくなるのでケースファンをつけるのはおすすめです。
特にゲーマーであればレインボーカラーにして映えるPCにできますし、そこまで光らなくてもシンプルカラーで光らせたい方も多いと思います。
ケース内に空気の流れを作る
ケースファンをつけるメカニカル的な理由は、ケース内に空気の流れを作るということです。
PCというのは、いくつものパーツが動き、熱を発生させます。
もし、ケース内部に空気の流れがなければ、熱気がケース内に滞ってしまいます。
PCパーツは熱に非常に弱いので、熱がこもってしまうことでPCのパーツに大きな負荷をかけます。
そのようにパーツに強い熱があると、PCの性能も落ちますし、パーツの寿命を縮めることになります。
そうならないようにケース内に空気の流れを作る必要があります。
この空気の流れのことを"エアフロー"と呼びます。
PCパーツを冷やす
ケース内の空気の流れを作ることで、PCケース内に熱気が溜まらないようにします。
熱気を逃がすことで、PCパーツの熱を冷やすことができます。
基本的にPCパーツは稼働すると熱が発生します。
その熱が溜まると、パーツの性能低下やパーツの寿命減少などを招くことになるので、可能な限りパーツに熱をためないようにしないといけません。
そのため、ケースファンを取り付けることでPCケース内の空気を循環させ、PCパーツの熱を逃がすようにする役割があります。
エアフローの基本
エアフローの基本は
エアフローの基本
前から吸って後ろから出す
これが基本です。
この基本に基づいて空気が滞留しないようにスペースを作れば問題ありません。
PCケースの小さいものだと、中で配線やパーツがギュウギュウ詰めになっていると空気の流れる隙間が小さいので、空気が滞留しやすくなります。
小さいケースでもできるだけ、スペースができるように線をまとめたり、小さめのパーツを使用するように心がけると良いです。
基本+α
さらに、下から上に空気が流れるようにするとよりエアフロー効率が良くなります。
エアフローを作る理由は、熱い空気をPCケース内から外に出すことが目的です。
空気の位置関係
そのため、下から冷たい空気を吸気し、上に排気することで熱い空気がケース外に出やすくなるという仕組みです。
陽圧と陰圧
ケースファンの取り付ける個数や位置によってケース内が"陽圧や陰圧"になります。
陽圧
陽圧
陽圧とは、ファンの吸気力が高くケース内の空気圧が高くなることを言います。
陰圧
陰圧
陰圧とは、ファンの排気力が高くケース内の空気圧が低くなることを言います。
陽圧・陰圧が良い?
陽圧・陰圧に関しては、どちらが良いというのは正確にはありません。
それぞれの好みによるところが大きいです。
お互いにメリット・デメリットがあります。
陽圧のメリット・デメリット
陽圧のメリットは、ケース内の圧が高くなるため埃などを吸気しにくくなります。
しかし、ケース内の圧が高いためケース内部全体に空気がうまく回りにくくなります。
陰圧のメリット・デメリット
陰圧のメリットは、ケース内の圧が低いのでケース内全体に空気が回りやすくなります。エアフローという点だけでいえば陰圧が有利です。
しかし、ケース内の圧が低いためケース外から埃なども吸い込んでしまいます。
陽圧・陰圧ともにメリット・デメリットがあるので、どちらでも良いですが、個人的には陰圧でエアフロー効率を上げる方が好きです。
ここは本当に好みであったり、PCケースの形やパーツの大きさなどによってなので正解はありません。
ケースファンの向きの確認方法
ケースファンの向きですが、最初はパット見ただけでは吸気面と排気面がわかりにくいと思います。
大体のケースファンは
支柱がある方が排気面(空気を出す側)になります。
この画像の右のようにケースファンに支柱があります。
この場合だと左が吸気で右が排気になります。
ただし、すべてのケースファンが支柱のある方が排気面とは限りません。
一番、確実な吸気面・排気面の確認方法は
ケースファンを可動させ、ティッシュを近づける
です。
このようにティッシュをケースファンに近づけることで、ティッシュが空気の流れに乗って動いてくれます。
画像では吸気側にティッシュを近づけているのでティッシュが吸い込まれています。
※ケースの外で行う方がわかりやすいです
ケースファンを取り付ける前に、ティッシュで空気の流れる方向を確認することが一番確実かつ分かりやすい方法だと思います。
ケースファンにティッシュが巻き込まれることは少ないので、細めに切ったティッシュを近づけてみましょう。
ケースファン取り付け例
僕の自作PCをサンプルにエアフローのイメージを確認します。
このPCのケースファンは
となっています。
僕はケース内が陰圧になるように設置しています。
前下から吸気して、後ろ・上方に排気していくイメージです。
あくまで一例であって、これが正解ではありませんがイメージ的にはこんな感じで大丈夫だと思います。
この配置ではケース内が陰圧になっているので、前方上部(吸気ファンがない部分)手を近づけると、空気を少しずつ吸い込んでいるのがわかります。
僕の場合でも前にファンが二つある方がもっとエアフローの効率が良くなると思います。
撮影した時は、ファンが足りなかったので1つだけになっています。
少しでもエアフローの効率を良くするために下から吸うように設置しています。
ケースファンの取り付け方解説
ケースファンも付けるのは非常に簡単です。
PCケースに合うサイズのファンを購入し、ネジで付け、電源を取るだけなので特に難しいことはありません。
価格帯も安いものも多くなっているので、2000-3000円でもケースファンは十分購入可能です。
ケースファンの取り付け方の解説はこちらで解説していますので参考にしてください。
参考【丁寧に解説】PCケースファンの取り付け方【初心者向け】
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まとめ
エアフロー・ケースファンの向きの見分け方など、一見難しそうですが、そんなに難しいものではありません。
特にケースファンの向きに関しては、ティッシュで可視化して確認が一番確実ですし簡単な方法だと思います。
エアフローは空気の流れを前から後ろへ作る程度のなんとなくの理解で十分です。
百聞は一見に如かずなので、実際にケースファンを取り付けて空気の流れを見てみましょう。
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